獣医の仕事内容。動物病院だけでない人々の暮らしを支える獣医師

獣医師の仕事の活躍分野

昨今、獣医を目指す若い人達がとても増えてきているようです。
特に女性の獣医を目指す人が増えていて、毎年1000人の獣医師が誕生しているが半分が女性。
ここ数年で女性入学者が増え続け半数を超え、女子トイレを増設したという大学もあります。

「親が獣医で動物病院を継ぎたい」
「子供の頃から動物が大好き。動物と触れ合って助けられる仕事がしたい」

など、獣医師を目指す理由は人それぞれあると思います。

獣医師になるには獣医学部のある大学を卒業しなければいけませんが、やはり他の学科と比較しても難易度が高いため、

獣医学部専用の受験対策が必要ですし、頑張って勉強しなければいけません。

そんな高いハードルを乗り越えて努力していくためにも、獣医の仕事内容がどんなものなのか理解して、自分の理想の仕事像をイメージしておくと、

くじけそうなときにも頑張れるはずですよね。

ここでは獣医の仕事内容を紹介していきます。

動物病院の先生

最も生活者と接点が多くて想像しやすい獣医の仕事が、動物病院の先生ですよね。

人の病院と同じように、問診、触診、視診、聴診による診断を行います。

人の病院と異なって各科に分かれておらず、獣医は内科・外科・眼科・歯科・小児科など全科をみるオールマイティーな存在でので、
診断を行った後に、薬の処方だけでなく必要に応じて外科手術をすることも日常茶飯事です。

経験と技術の上に、高度化された医療器具によって人の世界に劣らない技術を誇っているのが動物医療です。

最近では家庭で飼う動物も多種多様になり、ウサギ・ハムスター・リス・モルモットなどや、エキゾチックアニマルと呼ばれるフェレットやプレーリードッグなどの小動物も増えてきている。

犬やネコの風邪や去勢手術などだけでなく、歯が伸びすぎて餌が食べられなくなったウサギや、食卓のスープがかかってしまい火傷したハムスター、風呂用マットをかじって食べてしまったフェレットなどなど様々な患者さんがやってきます。

これらの動物については大学の獣医学部ではほとんど学ばないこともあり、外国から専門書と取り寄せたり、獣医師会の仲間で情報交換をしながら獣医の先生たちは日々勉強をしています。

大学卒業後に動物病院に就職して経験を積んだ後に、独立開業して自分の動物病院を持つ先生も沢山いらっしゃいます。

高齢化や少子化などもあいまって、今後もペットを飼う人は増え続けると予想され、動物病院の先生は今後も必要とされていくでしょう。

水族館や動物園での動物のお医者さん

ご存知の通り、水族館や動物園では沢山の動物たちが暮らしています。

イルカ・ラッコ・ペンギン・アザラシなどからゾウ・キリン・ライオン・鳥類まで多種多様の動物たちが、

健康で暮らせているか、病気になっていないか、

病気ならどんな処置が必要なのか、こういった判断が獣医に求められる職場です。

また、そういった日々の診断や観察が、飼育と切り離せないことから飼育係と兼務している獣医師もいらっしゃいます。

さらに、一般のお客さんにはあまり知られていないですが、IUCN(国際自然保護連合)のアピールのもと、

日本動物園水族館協会加盟の動物園・水族館は強力しあって、絶滅の恐れのある野生生物や希少生物の種の保存と繁殖に努めています。

もちろん獣医は、そういった分野でもとても貴重で求められる人材なのです。

農林水産分野(家畜産業分野)でも活躍する獣医師

 農林水産分野(家畜産業分野)でも活躍する獣医師

この分野はまだまだペットを飼うのが一般的でなかった時代において獣医師が主に必要とされていた、

獣医師の原点とも言える分野です。

例えば酪農など、市場に出回る牛乳を生産している酪農家では沢山の乳牛が生活していますが、

そういった家畜の診療・伝染病の予防、家畜の改良・繁殖のお手伝いなどにおいて、獣医は必須の存在です。

家畜だけでなく、ハマチの養殖に関わっていている獣医など、水産分野での活躍も珍しくありません。

公衆衛生分野(公務員の獣医の場合が多い)

この分野の仕事は幅広く、また奥が深いです。

ハム・ソーセージなど畜産食品の安全を確保するための検査・研究なども含まれます。

狂犬病予防や鳥インフルエンザなどの人畜共通感染症など、日本では発症ゼロだが外国からの侵入の予防なども空港と連携して行っている獣医もいらっしゃいます。

また、動物愛護・福祉団体などで保護した動物の世話や、飼育、診療の相談から里親探しなど。学校の飼育動物の管理の仕方や地域の動物ふれあい教室での講習会など、動物のプロとしての役割をになっている獣医もいらっしゃいます。

この分野では、動物病院のような民間企業ではなく、公務員として国の機関で働いている獣医さんが多いです。

動物関連企業やバイオテクノロジー関連企業の社員として

動物の製薬会社やペットフード会社、動物関連の医療機器開発会社などの獣医を必要とする企業において
マーケティング・営業・開発などの職種で働いている獣医も沢山いらっしゃいます。

また昨今、急速に進んでいるバイオテクノロジー研究などの分野でも、獣医が求められており、他の各分野の専門家と連携して研究を進めています。

海外技術協力分野で働く獣医師

青年海外協力隊などで発展途上国の動物医療にたずさわり、医療技術の提供などを通して発展途上国の動物医療向上に尽くします。

また、一方では、日本の動物医療は発展しているとはいえ、欧米と比較するとまだまだ発展途上なところがあるのが現実ですので、

より高い技術を目指してカナダなどの動物病院などで働く獣医の方もいらっしゃいます。


いかがでしょうか。

ここで紹介した以外にも獣医は様々なフィールドで必要とされており、活躍していらっしゃいます。

獣医というと、街の動物病院の先生を想像することが多いですが、公衆衛生や畜産関連など私達の暮らしに欠かせないフィールドを、

獣医資格という専門の知識と経験で支えてくれているのが獣医の方達の仕事なのです。

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